起立性調節障害（OD）とされる方は今や子供だけでも100万人以上はいると言われています。

もちろん大人の方にもいますが、小学校高学年から中学生、高校生にかけて発症する方が目立ちます。

典型的な症状は朝は起きられないが、夜になると元気になるため、やる気の問題とされてしまいがちですが、実際はガイドラインでも体の問題とされています。

体の状態としては低血圧、低血糖からくる症状が出やすく、頭痛やめまい、疲労感、睡眠障害などがよくみられます。

また朝が弱いため子供の場合はよく不登校になってしまい、学校に行きたくても行けないというのも典型的な状態の一つです。

実際に当院にも毎日たくさんのODの子供達が来ており、食事の改善や内臓からの施術によって元気になっていきます。

このサイトでは起立性調節障害（OD）のメカニズムや正しい情報、その対処方法なども説明させていただいています。

起立性調節障害（OD）の原因を正しく理解し、きちんとケアしていくことで、今の悩みもやがて宝物に変わります。

一般的に考えられる原因としては自律神経の機能が悪くなることによって起こります。

交感神経が適切な時に機能しないことによって、血圧が低下し脳血流が減少するために様々な症状が現れてきます。

起立性調整障害は４つのタイプに分けられます。
1. 起立直後性低血圧
起立直後に低血圧が起こり、回復までに時間がかかる。

2. 血管迷走神経性失神
起立中に急激な血圧低下が起こり、失神してしまう。

3. 体位性頻脈症候群
起立後の血圧低下は見られず、心拍数が異常に増加する。

4. 遷延性起立性低血圧
起立中に徐々に血圧低下が進み、失神する。

当院が原因として考えるのは身体のバランスの乱れ、気の流れの滞りと内臓の肩代わりです。

身体のバランスは４種類
1. 右に傾いて上半身、下半身共に右に捻じれる。
2. 右に傾いて上半身は左に下半身は右に捻じれる。
3. 左に傾いて上半身、下半身共に左に捻じれる。
4. 左に傾いて上半身は右に下半身は左に捻じれる。
に分かれます。

身体のバランスが乱れると筋肉、神経、ホルモン分泌の働きも悪くなるので様々な症状が出てきます。

気の流れが滞ると痛みが出てきます。東洋医学では不通則痛、不痛則通という言葉があり、気の流れが通らないと痛みが出て、痛みが無いということは気の流れが通っていると言う意味です。

流れが滞っている場所によって痛みが出る場所が変わります。

内臓の肩代わりとは内臓が疲れてくると本格的に悪くなってしまう前に、他の場所に症状を出して我々に黄色信号を出してきます。

例えば、側頭部の痛みであれば肝、胆が疲れてくると出てくる症状ですし、ふらつきであれば心、小腸が疲れてくると出てくる症状であります。

これらを総合的に判断して治療してきます。

当院ではまず身体のバランスを検査して、現在の状態を把握した上でバランスの修正を行い、筋肉、神経、ホルモンが正常に機能するようにしていきます。

また、症状の出方や痛みの場所により内臓の肩代わりや気の流れの滞りを判別して、刺さない鍼と７色のテープを症状に応じて使用します。

それぞれの生活習慣や食生活をお聞きした上で必要に応じて、食生活や生活習慣の指導もさせていただきます。